白林檎ベースステーション

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白林檎的日常

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2005.1.15

 タイタンの画像はどれもこれもエキサイティングなものばかりである。宇宙、嗚呼いいなぁ、宇宙。宇宙の話題は大好きだ。物理の授業は嫌いだったが、天文学に由来する宇宙物理学の話題(ホーキングの理論とか)は好きで、ブルーバックスなんかはよく読んだものである。理解出来ていたのかどうかは疑問だが、宇宙の広大さや気の遠くなるような歴史、不思議さに触れられているだけで満足だったのだろうと思う。

 ホイヘンスからタイタンの画像が送られている頃、旧友T.F.から留守電が届けられていた。ケータイをどこぞにほっぽり出していたのでちっとも気付かなかったのだが、何度もコールしてくれていたようだ。申し訳ないやら懐かしいやら。どうもバンド仲間で集まっているようで、K.N.とY.H.の声も聴くことが出来た。T.F.は岐阜にいると聞いたのだが、転勤にでもなったのだろうか。それとも、単に帰省していただけだろうか。

 グラハム・ベルによって電話が実用化された頃、有識者の中からはその有用性を疑問視する声も上がっていた。曰く「遠くの人間と話が出来たからといって何を得するわけでもない」「遠方とのコミュニケーションなら郵便がある」「こんなものがビジネスに成長する見込みは薄いだろう」等々。これがとんでもない見当違いだったことは、現在の我々はよく知っている。ビジネスに不可欠であることは言うまでもないし、突然遠方の友から連絡をもらえるのは何物にも変え難い幸福だ。

 電話の有用性に疑問符を付けた人々は、既存業界と少なからず関係のあった人たちだったかもしれない。例えば、当時の郵便事業。昨今のデジタル業界と著作権ビジネス業界との抗争のようなものだったろうかと想像してみる。またそれは、生態系に於ける新勢力と旧勢力の争いにも似ていたかもしれない。その収束が棲み分けによるか一方の絶滅によるか、それは決して運で決まるものではない。

 タイタンの環境は原始地球に酷似していると考えられているのだそうだ。今後どんな発見があるか、期待して待つことにしよう。